映画『ラブリセット 30日後、離婚します』

024年3月29日(金)全国公開

INTRODUCTION

世界を席巻するエンターテインメント大国の韓国から、人気二大スターを主役にした大ヒット映画がこの春、遂に日本に上陸する。

本作「ラブリセット 30日後、離婚します」(原題:「30일」英題:「LOVE RESET」)は、離婚を30日後に控えた夫婦が、交通事故で二人とも同時に記憶を失ったことで繰り広げられるラブコメディー。韓国で2023年10月3日に公開されると、初日から22日間連続で興行収入1位を獲得。35日間で観客動員数200万人超えの大ヒットを記録し、昨年の韓国映画興行収入ランキングのラブコメディー映画でNo.1となった超話題作だ。

自称知的でイケメンの弁護士だがどんくさいノ・ジョンヨルと名家出身のお嬢様でバリキャリの映画プロデューサーだが破天荒なホン・ナラ。大恋愛の末に親の反対を押し切って結婚するも、お互いの価値観の違いに耐え切れなくなり、二人は遂に離婚を決意する。裁判所の調停で熟慮期間を経た30日後に離婚することが決まるが、その帰り道に交通事故に遭い記憶喪失に!愛した記憶も憎しみ合った記憶も全てがキレイに消え去った二人は、家族や友人を巻き込み記憶を取り戻そうとするが…。果たしてこの夫婦、一体どうなる?

夫のノ・ジョンヨルを演じるのは、2019年放送の「椿の花咲く頃」で韓国のゴールデン・グローブ賞とも呼ばれる「百想芸術大賞」のテレビ部門男性最優秀演技賞を受賞、更に世界中で大ブームを巻き起こしたNetflixオリジナルドラマ「イカゲーム」続編への出演も決定している人気俳優のカン・ハヌル。破天荒な妻、ホン・ナラを演じるのは、ドラマ「イタズラなKiss」、「還魂」などに出演し、キュートな魅力で日本でも多くのファンを持つ実力派俳優のチョン・ソミン。韓国屈指の人気を誇る二人が2015年公開の映画「二十歳」以来、8年ぶりに再び顔を合わせ、テンポの良い掛け合いと今までにない振り切った演技で離婚寸前の夫婦役を好演。また、カン・ハヌルは本作で「第10回韓国映画制作家協会賞」の主演男優賞を受賞するなど、本国で高い評価を得ている。更に、チョ・ミンス、キム・ソニョン、ユン・ギョンホ、ソン・ヘナ、オム・ジユンら著名なバイプレイヤーたちが、一癖も二癖もあるキャラクターで物語にコミカルなテイストを加えていることにも注目だ。メガホンを取ったのは、「偉大な願い」、「色男ホ・セク」を手掛けたナム・デジュン監督。

「離婚」×「記憶喪失」という、2つの強烈なキーワードからどんな物語が繰り広げられるのか、大いに笑って共感して心をときめかせてほしい。

STORY

自称知的なイケメン弁護士だがどんくさいノ・ジョンヨル(カン・ハヌル)と、名家出身のお嬢様で仕事はできるが破天荒なホン・ナラ(チョン・ソミン)。二人はドラマチックに出会い、映画のような大恋愛をし、親の反対を押し切って結婚。しかし、生まれ育った環境や価値観の違い、更には嫁姑問題も勃発し、遂に夫婦は離婚を決意する。裁判所の調停で、離婚のために30日の熟慮期間を待つことを言い渡された二人だったが、その帰り道で交通事故に遭い意識不明に。病院で奇跡的に目が覚めたジョンヨルとナラ。しかし、二人それぞれが、家族のことも、結婚していたことも全ての記憶を失っていた。二人を離婚させたい両家の両親は、離婚を決心した当時の記憶を取り戻させるために、かつて夫婦が一緒に住んでいた家で再び共同生活をさせようと計画する。但し、間違っても元のさやに納まることのないように念には念を入れてナラの妹を同居させることに。
家族や友人も巻き込み、記憶を取り戻すために奮闘する二人だったが……。

CHARACTER&CAST

DIRECTOR

新鮮な設定と予測できない状況。「ラブリセット 30日後、離婚します」は1日を楽しくするコメディー

監督|ナム・デジュン 남대중

独特の味わいが生かされたセリフ、そして適切な箇所にちりばめられたユーモアで、笑いを提供するナム・デジュン監督の映画「ラブリセット 30日後、離婚します」。

本作について「主人公たちが別れの直前に同時に記憶喪失にかかり、記憶が完全にリセットされるという斬新な設定。予測できない関係や状況が面白かった」と述べたナム・デジュン監督。「記憶」というキーワードをコメディーに取り入れて独特な形で生かそうとした。簡単にハッピーエンドに至る展開ではなく、いい記憶と悪い記憶が共存する中で、これらの記憶が全て消えたら二人はどんな関係になるのか、また、どんな記憶が先に戻るのか、戻らない場合はどうなるのか、記憶喪失後に起こる予測不能の状況を積極的に活用した。そこに俳優同士の演技、信頼関係、そしてナム・デジュン監督ならではのコメディーセンスが加わり、一風変わったラブコメディーが完成した。

「キャラクターが生き生きと物語を紡いでいくのが良いコメディー映画」というナム・デジュン監督。カン・ハヌルは「友達と一緒に映画を撮っている感覚」と語る。現場で常に俳優と意見を交わし、俳優の個性が演技に存分に反映されるように導いたナム・デジュン監督の努力の結果、俳優たちは単なる演技を超え、現実味が感じられる史上最高のコミカルな掛け合いを完成させることができた。本作は、「一日中、楽しませてくれるコメディー映画。寝床に入ってからも、もう一度、思い出し笑いをする映画になる」とナム・デジュン監督は自信満々に答えている。

映画監督作品
「偉大な願い」 (16)、「色男ホ・セク」 (19/脚本も)